MENU

アパート・マンション経営に役に立つ資格10選!不動産投資をする大家が押さえるべき知識も紹介

本ページはプロモーションが含まれています

「アパートやマンションの経営に資格は必要?」
「大家になるなら何か資格は取得するべき?」
「賃貸経営に有利な資格にはどんなものがあるの?」

アパートやマンションなどの賃貸経営は、土地活用の方法の中でもメジャーです。
しかし自分に成功させる力があるのか、不安に感じている方も多いでしょう。

初心者の方の中には「何か資格取得すべきだろう」と考える方もいるかもしれません。
そこで本記事では、アパート・マンション経営の資格について以下を解説していきます。

  • アパート・マンション経営における資格の必要性について
  • アパート・マンション経営で役立つ資格10選
  • アパート・マンション経営を資格なしでも成功させる方法

本記事を最後まで読めば、資格について網羅的な知識を得られるはずです。
資格取得に興味がある方も興味がない方も、参考にしてみてください。

当サイトでは、マンション経営を考えている方に「リビンマッチ」での資料請求をおすすめしています

リビンマッチ土地活用

画像引用元:リビンマッチ 土地活用公式サイト

リビンマッチは、累計440万人以上に利用されている、土地活用プランの比較サイトです。

リビンマッチで資料請求したらわかること
  • どのような活用法・物件が自分には最適なのか
  • 初期費用追加投資など、どれほどかかるのか
  • 土地活用したことによって、どれほど収益節税効果があるのか
  • 土地を持っていないけど、どのようなプランがあるのか

リビンマッチは47都道府県すべてに対応しており、大手不動産会社はもちろん、各地域に密着している企業からの提案を受けることができます!

以下の2ステップの最短60秒で資料請求の申し込みが完了します!

  1. 希望の土地活用プランを記入
  2. お客様情報の入力

リビンマッチを使用した方の実際の声

【東京都在住 56歳 Y様】

老朽化した約80坪の土地である自宅について、建て替えを検討している時に今後の収入についても考えるようになりました。そこで、偶然「リビンマッチ土地活用」の一括資料請求に出会いました。3社の優良企業から見積もりを受け、2階建ての賃貸併用住宅のプランで、自分の住まいと入居者の住み分けと将来の管理業務のプランまでをしっかり提案してくれた1社を選びました。

今のところ空室もなく住み分けもうまくできていて、 副収入が入ってくるようになりとても満足しています。

引用:リビンマッチ公式サイト

【東京都在住 48歳 I様】

親から相続した実家をどうしようか悩んでいたところ、アパート・マンション経営から、戸建賃貸・駐車場経営まで、さまざまな土地活用プランを、一括で問い合わせできる「リビンマッチ土地活用」にたどり着きました。複数社から資料を送っていただき、プランを提案してもらいました。その中から、土地周辺の環境などをしっかり見極め、初期費用をなるべく抑えた駐車場経営のプランを提案してくれた1社に決めました。
その会社に管理業務も任せているので、煩雑な対応もなく、 安定した副収入を得られるため、今はゆとりのある生活を楽しんでいます。

引用:リビンマッチ公式サイト

【東京都在住 40歳 O様】

土地を持っていなかったのですが、以前から、ニュースの記事やCMを見て、
アパート経営に興味を持っていました。
色々調べていたら、「リビンマッチ土地活用」が複数社に一括で資料請求できることを知り、早速資料を請求しました。
3社からプランの提案を受けましたが都内で学生向けの物件を購入してアパート経営を始めることにしました。
管理業務もお任せして、しっかりと家賃収入を得ることができています。

引用:リビンマッチ公式サイト

目次

アパート・マンション経営に資格は不要

アパート経営の資格に関する記事内画像

結論を先にいうと、アパート・マンション経営に資格は不要です。

ただし賃貸経営に関わるような資格の取得が無意味というわけではありません。
資格取得のメリット・デメリットを確認してみましょう。

資格取得のメリット ・経営に有利な知識を得られる
・対外的な信用力が高まる
資格取得のデメリット ・勉強に時間を要する
・無関係の知識も学ぶ必要がある

何かしら資格があったほうが、アパート・マンション経営には有利に働くはずです。
経営・財務・税金・不動産・法律などは、知っておいて損はない知識といえるでしょう。

また賃貸経営など土地活用では、あらゆる業者と接する機会があります。
悪徳業者と接触してしまいカモだと思われれば、騙されるリスクも高まるはずです。

資格を持っておくことで、初心者ゆえに騙されるリスクを軽減できます。

しかし資格を取得するまでには、膨大な時間を費やさないといけないかもしれません。
また資格によっては、勉強内容が不動産や賃貸経営に直接関係しないこともあります。

つまり賃貸経営に不要な知識も、勉強しなければならないことに注意が必要です。

アパート・マンション経営で役に立つ資格10選

アパート・マンション経営で役に立つ資格10選の画像

賃貸経営のオーナーが持っていれば役に立つ資格10選を紹介していきます。

資格 国家資格 合格率
賃貸不動産経営管理士 29.8%(令和2年)
マンション管理士 8.6%(令和2年)
日商簿記(3級) × 第158回:28.9%
第157回:67.2%
第156回:47.4%
不動産実務検定 × 約80%
ファイナンシャルプランナー(3級) 学科:83.25%(令和2年5月試験)
実技:76.65%(令和2年5月試験)
土地活用プランナー × 70%~75%
住宅診断士 × 29.6%(令和2年)
管理業務主任者 22.2%(令和2年)
宅地建物取引士 17.6%(令和2年10月試験)
電気工事士(第ニ種) 学科:62.1%(令和2年下期試験)
技能:67.8%(令和2年下期試験)

オーナーとして持っておいて損はない資格をピックアップしました。
「何か資格を取得しておきたい」という方は、一通りチェックしてみましょう。

なお各資格の受験情報は、令和3年(2021年)のものを記載しています。
資格によっては、受験日や申込期限が過ぎている場合があるため注意してください。

賃貸不動産経営管理士

受験要件 特になし
受験日 令和3年11月21日(日)
受験申込期間 令和3年8月16日~令和3年9月24日
試験会場 北海道、岩手県、宮城県、群馬県、茨城県、
埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、
石川県、長野県、静岡県、愛知県、京都府、
大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、
香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、沖縄県
合格発表 令和4年1月7日(金)
合格率 29.8%(令和2年)
試験内容 ・管理受託に関すること
・賃貸住宅の維持保全に関すること
・賃料などの管理に関すること
・賃貸借に関すること
・法律に関すること
・その他に実務に関すること
出題形式 四肢択一(50問)
ただし免除講習(令和2年度及び令和3年度)修了者は45問
受験料 13,200円(税込)

賃貸不動産経営管理士とは、賃貸住宅の管理に関する知識やスキルを持つ専門家のこと。

賃貸住宅管理業者に1人以上の設置が義務とされる「業務管理者」の要件の1つです。
また賃貸不動産経営管理士は、令和3年4月に国家資格となりました。

賃貸不動産経営管理士の資格取得の学習では、以下のような知識を得られます。

  • 建物管理についての知識
  • 空室対策についての知識
  • 節税対策についての知識

仮に合格しなかったとしても、オーナーとして役立つ網羅的な知識を得られるでしょう。

ただし賃貸不動産経営管理士は合格率が約3割と、国家資格としては高めです。
一か八か合格に賭けるというものではなく、きちんと勉強すれば合格は十分に狙えます。

合格に必要な時間は最低100時間といわれるため、計画的に勉強をすすめましょう。

マンション管理士

受験要件 特になし
受験日 令和3年11月28日(日)
受験申込期間 9月1日(水)~9月30日(木)※最終日消印有効
試験会場 札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、
広島市、福岡市、那覇市およびこれらの周辺地域
合格発表 令和4年1月14日(金)
合格率 8.6%(令和2年)
試験内容 ・マンション管理の法令および実務に関すること
・賃貸住宅の維持保全に関すること
・マンションなどの構造や設備に関すること
マンション管理の適正化の推進に関する法律のこと
出題形式 四肢択一(50問)
受験料 9,400円(非課税)

マンション管理士とは、管理組合の立場から運営に関して適切に対処する専門家のこと。
大規模修繕工事やマンションの維持・管理などの助言やコンサルティングをします。

国家資格であるため、マンション経営をする方は持っておいて損はありません。
ただしマンション管理士は、合格率が低めであることがネックといえます。

マンション管理士の資格試験における、近年の合格率を見てみましょう。

  • 令和2年度:8.6%(合格点:36/50)
  • 令和元年度:8.2%(合格点:37/50)
  • 平成30年度:7.9%(合格点:38/50)
  • 平成29年度:9.0%(合格点:36/50)
  • 平成28年度:8.0%(合格点:35/50)

合格率は例年8%前後で、資格試験としては難易度が高いといえます。
50点中最低でも35点は取らないと、合格はできないと思ってください。

マンション管理士の資格試験に合格するための、勉強時間の目安は約500時間。
時間を割かなければならないため、受験者は時間に余裕があるシニア層が中心です。

日商簿記(3級)

受験要件 特になし
受験日 令和3年11月21日
受験申込期間 商工会議所によって異なる
試験会場 ・全国の商工会議所
・ネット試験施行機関
合格発表 商工会議所によって異なる
(ネット試験は終了後即時発表)
合格率 ・2021年6月13日(第158回):28.9%
・2021年2月28日(第157回):67.2%
・2020年11月15日(第156回):47.4%
試験内容 【経理関連書類の適切な処理ができるレベル】
・簿記の基本原理
・諸取引の処理
・決算
・株式会社会計
出題形式 選択式+入力式3題以内
受験料 2,850円(税込)

簿記は会計帳簿の記録で、会社の経営成績や財政状態を明らかにします。
日商簿記とは、全国各地の商工会議所が主催する簿記検定の資格のことです。

経理は経営活動の根幹であるため、特に自営方式の賃貸経営に必須といえます。
複式簿記が理解できれば、以下のようなメリットもついてくるでしょう。

  • 財務諸表が読めるようになる
  • コスト感覚が身につく
  • 問題の発見・対応力が向上する

賃貸経営に限らずビジネスでは、3級でも実務に使えるという認識が一般的です。
数字が弱いという方は、勉強する中で苦手意識が克服できるかもしれません。

日商簿記3級に合格するには、約100時間の勉強が必要といわれています。
合格率にはムラがありますが、気を抜かずに勉強を続けてみてください。

不動産実務検定(2級)

受験要件 特になし
受験日 提携テストセンターによって異なる
受験申込期間 随時
試験会場 全国126カ所以上の提携テストセンター
合格発表 終了後即時発表
合格率 約80%
試験内容 賃貸経営の実務に関する知識
(空室対策、契約手続き、家賃滞納問題、敷金精算問題など)
出題形式 四肢択一(50問)
受験料 7,700円(税込)

不動産実務検定(旧大家検定)は、オーナーのための知識を得られる検定試験です。
日本初の不動産投資専門資格で、満室経営や税金対策など幅広い知識を学べます。

不動産実務検定の受験方法は、大きく分けて以下の2通りです。

  • 独学→検定試験
  • 認定講座→認定試験→修了試験

まずは独学からの検定試験による資格取得があります。
会場は全国各地にあり、ほぼ毎日いつでも都合が良いときに受験可能です。

約7割の正答率で合格となり、合否は試験当日に判断されます。

一方は認定講座(12時間履修)から始まる流れです。
認定試験を受けるには「講座の出席率と宿題提出率が7割以上」が条件となります。

認定講座を受けた場合は、修了試験の5問が免除されるのがメリットです。
独学での試験と同様に、合格のための正答率は7割で即日で合否がわかります。

ただし2級認定講座は費用として、4万円ほどかかってしまうのがデメリット。
資格取得の近道ではありますが、合格率の高さを見ると独学でも良さそうです。

ファイナンシャルプランナー(3級)

受験要件 特になし
受験日 令和4年年1月23日(日)
受験申込期間 令和3年11月9日(火)~令和3年11月30日(火)
試験会場 全国各地(47都道府県)
合格発表 令和4年3月4日(金)
合格率 学科:83.25%(令和2年5月試験データ)
実技:76.65%(令和2年5月試験データ)
試験内容 ・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続、事業承継
・資産設計提案業務(実技)
出題形式 学科:60問
実技:20問
受験料 学科:3,000円(非課税)
実技:3,000円(非課税)

ファイナンシャルプランナーとは、資金計画についてのプランを提案する専門家のこと。
「家計のホームドクター」とも呼ばれており、不動産を含む幅広い知識が必要な資格です。

賃貸経営では、不動産の知識以外にもさまざまな知識があったほうがベターといえます。
網羅的に知識を学べるファイナンシャルプランナーの資格は、取得して損はありません。

3級の実技試験(実技とはいっても筆記試験)は、主催者ごとに内容が分かれます。

  • 金融財政事情研究会:個人資産相談業務・保険顧客資産相談業務
  • 日本FP協会:資産設計提案業務のみ

選択肢は3つですが、学科の内容を頭に入れておけば問題は解けるようになっています。

受験料は安く試験の合格率は高めであるため、多くの方に狙い目の資格です。
合格するための勉強時間としては、約100時間~150時間が目安となります。

土地活用プランナー

受験要件 特になし
受験日 令和3年9月26日(日)
受験申込期間 インターネット申込:令和3年9月8日(水)17時00分まで
郵送申込:9月7日(火)まで ※消印有効
試験会場 東京都、大阪府、愛知県、
福岡県、宮城県、北海道
合格発表 令和4年10月13日(水)
合格率 70%~75%
試験内容 土地活用の知識や実務に関すること
出題形式 四肢択一(40問)
受験料 7,700円(税込)

土地活用プランナーは、2015年に生まれた比較的新しい民間資格です。
内閣府から公益認定を受けた「公益社団法人 東京共同住宅協会」が認定しています。

また2017年には、土地活用プランナーがADRの調停人の基礎資格として認定されました。
ADRは裁判外紛争解決手続といわれる、当事者同士による法的な紛争解決手段のことです。

土地活用プランナーは民間資格ではありますが、公益性は年々高まっているといえます。

公式サイトで説明されている、資格取得のメリットは以下の通りです。

土地オーナーの方

土地活用の際には、多くの業者からの提案を受けることになります。もし、不適切な提案を鵜呑みにして誤った土地活用を進めてしまえば、借入金の返済もままならず取り返しのつかない事態となってしまいます。しかし、この資格を学ぶことで、その提案が本当に確かなものかどうか、土地オーナー様ご自身が判断できるようになり、自己防衛が可能になります。

出典:公益社団法人 東京共同住宅協会 認定資格 土地活用プランナー「こんな方に土地活用プランナーが活かせます」

つまり資格取得によって、悪徳業者の甘い言葉に騙されない力が身につくということ。
土地活用の初心者という方は特に、取得しておいて損はない資格といえるでしょう。

合格率は高めですが、理由は実務経験者が多いからという見方もあります。
取得を目指す際はテキストを丸暗記ではなく、読み込んで深く理解することが大切です。

住宅診断士

受験要件 特になし
受験日 令和3年9月1日(水)~令和3年9月14日(火)から選択した日
受験申込期間 令和3年7月1日(木)~令和3年9月11日(土)
試験会場 全国260カ所以上のテストセンター
合格発表 令和3年9月21日(火)
合格率 29.6%(令和2年)
試験内容 ・住宅を主とした建築関連の法規に関する知識
・住宅を主とした建築技術に関する基礎知識
・住宅を主としたホームインスペクション実務に関する知識
・住宅を主とした不動産売買に関する知識
・ホームインスペクションに必要な倫理観やビジネススキル
出題形式 四肢択一(50問)
受験料 15,000円(税込)

住宅診断士とは、住宅の劣化状況や欠陥などの有無を目視で判断する専門家です。
修繕の時期や費用などについて、第三者的(中立的)な立場から助言できます。

オーナーが資格を持っていれば、賃貸住宅の劣化状況を自分で把握できるでしょう。
自分が「住宅のお医者さん」となり、以下のような「一次診断」ができるわけです。

  • 雨漏りの原因を特定する
  • 部材の劣化進度を把握する
  • 耐震性に問題がないかどうかを判断する

賃貸経営の支出として、修繕費用は大きなコストになります。
資格取得によって、丁寧な修繕計画が立てられるようになるはずです。

合格率は毎年3割前後で、年によってムラがあるということはありません。
ただし土地活用プランナーと同様に、実務経験者の受験者が多いといわれています。

初心者の方で資格取得を目指す方は、テキスト・問題集にしっかり取り組みましょう。

管理業務主任者

受験要件 特になし
受験日 令和3年12月5日(日)
受験申込期間 令和3年9月1日(水)~令和3年9月30日(木)
試験会場 北海道、宮城県、東京都、愛知県、
大阪府、広島県、福岡県、沖縄県
(およびこれら周辺の府県)
合格発表 令和4年1月21日(金)
合格率 22.2%(令和2年)
試験内容 ・管理事務の委託契約に関すること
・管理組合の会計の収入などに関すること
・建物および附属設備の維持などに関すること
・マンション管理の適正化の推進に関する法律に関すること
・その他管理事務の実施に関すること
出題形式 四肢択一(50問)
受験料 8,900円(非課税)

管理業務主任者は事務所ごとに、30管理組合に1名以上置くことが義務です。
マンション管理業者が管理組合に対して、以下のようなことをする場合に必要になります。

  • 管理委託契約に関する重要事項説明
  • 重要事項説明書・管理委託契約書への記名・押印
  • 管理事務報告

資格取得の勉強をする過程で、マンション経営について幅広い知識を得られます。
土地活用がマンション経営であれば、取得しておいて損はないといえるでしょう。

また試験範囲としては、マンション管理士と被る部分が多いです。
そのため将来的には、両方の資格を取得することをおすすめします。

管理業務主任者の資格を取得するために必要な、勉強時間の目安は約300時間です。
マンション管理士よりは合格率が高いため、まずはこちらを優先してみてください。

宅地建物取引士

受験要件 特になし
受験日 令和3年年10月17日(日)
一部指定された方:令和3年12月19日(日)
受験申込期間 インターネット:令和3年7月1日(木)~令和3年7月18日(日)
郵送:令和3年7月1日(木)~令和3年7月30日(金)
試験会場 全国各地の教育施設や会議場など
合格発表 10月試験:令和3年12月1日(水)
12月試験:令和4年2月9日(水)
合格率 17.6%(令和2年10月試験データ)
試験内容 ・土地や建物の形質などに関すること
・土地や建物の権利および権利の変動に関する法令に関すること
・土地および建物についての法令上の制限に関すること
・宅地および建物についての税に関する法令に関すること
・宅地および建物の需給に関する法令や実務に関すること
・宅地および建物の価格の評定に関すること
・宅地建物取引業法および同法の関係法令に関すること
出題形式 四肢択一(50問)
受験料 7,000円(非課税)

宅地建物取引士(宅建)とは、不動産取引に関する国家資格の専門家のこと。
独占的に行なえる業務としては、以下の3つが挙げられます。

  • 契約締結前の重要事項の説明
  • 重要事項説明書面への記名・押印
  • 契約内容を記した書面への記名・押印

このように勉強する範囲は、業者(不動産会社)向けのものが多いです。
信頼できる業者を見つけられれば、解決する部分が多いともいえます。

そのため宅地建物取引士は、資格取得の優先順位としては低いといえるでしょう。
もちろん興味があるオーナーの方は、資格取得に向けて勉強を開始しても構いません。

ただし宅地建物取引士の試験を合格するために、必要な勉強時間の目安は約500時間です。
合格率も高いとはいえないため、最初は取得しやすい資格から狙うことをおすすめします。

電気工事士(第二種)

受験要件 特になし
受験日 【下期試験】
筆記:令和3年10月24日(日)
技能:令和3年12月18日(土)
または令和3年12月19日(日)
受験申込期間 令和3年8月16日(月)~令和3年9月2日(木)
試験会場 全国各地
合格発表 令和4年1月24日(金)
合格率 学科:62.1%(令和2年下期試験データ)
技能:67.8%(令和2年下期試験データ)
試験内容 【筆記】
・電気に関する基礎理論
・配電理論および配線設計
・電気機器、配線器具ならびに電気工事用の材料および工具
・電気工事の施工方法
・一般用電気工作物の検査方法
・配線図
・一般用電気工作物の保安に関する法令
【技能】
・電線の接続
・配線工事
・電気機器および配線器具の設置
・電気機器や配線器具ならびに電気工事用の材料および工具の使用方法
・コードおよびキャブタイヤケーブルの取付
・接地工事
・電流、電圧、電力および電気抵抗の測定
・一般用電気工作物の検査
・一般用電気工作物の故障箇所の修理
出題形式 筆記:四肢択一
技能:持参工具と支給材料で時間内に完成させる
受験料 インターネット:9,300円(非課税)
郵送:9,600円(非課税)

電気工事士とは、電気設備の工事をするための知識・技能を持つ国家資格者のことです。
以下のように電気工事士は大きく分けて、第一種と第二種の2種類があります。

第一種 第二種の範囲と最大電力500キロワット未満の工場、ビルなどの工事に従事できます。

第二種 一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できます。

出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「電気工事士って何だろう?」

電気工事を自分の手で完結できれば、コストカットにつながるでしょう。
第二種の資格を取得することで、業者を呼ぶ必要がなくなり余計な出費が減ります。

そのため昨今は、電気工事士の資格を取得するオーナーが増えているようです。

電気工事士の資格試験に合格するために、必要な勉強時間の目安は約100時間。
試験は上期と下期の年2回実施されており、筆記試験と技能試験の間は2カ月ほど空きます。

アパート・マンション経営を資格なしでも成功させる方法

アパート・マンション経営を資格なしでも成功させる方法の画像

特に資格がなくても、賃貸経営を成功させる方法を解説していきます。

  • 一括資料請求で活用プランを比較する
  • キャッシュフロー利回りを重視する
  • 経営悪化した場合の売却を想定しておく

資格取得を待たずに土地活用を始める予定の方は特に、参考にしてみてください。

土地活用一括資料請求を利用する

土地活用一括資料請求とは、複数社に土地に合った活用プランを提示してもらうこと。
比較サイトに1度申し込むだけで、複数の活用プランを比較・検討できるようになります。

賃貸経営を成功させるには、以下のようなことを実現しないといけません。

  • 悪徳業者に出会わずに優良な不動産会社と出会う
  • 親身に相談できる専門家(担当者)と出会う

土地活用の企業が比較サイトに登録するには、厳しい審査を受ける必要があります。
悪徳業者は登録することはできないため、登録しているのは優良な不動産会社ばかりです。

つまり土地活用一括資料請求を利用することで、優良業者と出会う確率が高まります。
土地活用の初心者の方でも良い企業・担当者と出会い、成功への道を作れるはずです。

資料請求や活用プランの比較は完全無料であるため、気軽に利用してみてください。

利回りについて知っておく

利回りとは、初期費用(投資額)に対する年間の収益の割合を示したものです。
表面利回り・実質利回り・キャッシュフロー利回りの3種類があります。

  • 表面利回り:経費を考慮しない利回り
  • 実質利回り:経費を考慮した利回り
  • キャッシュフロー利回り:実質利回りに返済額+税金を考慮した利回り

※実質利回りとキャッシュフロー利回りは同じ扱いにされる場合があります。

賃貸経営を選ぶ方の多くは、ローンを組んで賃貸住宅を建築するでしょう。
そのためキャッシュフロー利回りを常に意識しておく必要があります。

利回りを考えておかないと、想定していなかった支出に苦しむ可能性が高いです。

ただし高い利回りの物件は、基本的にリスクも高いとされています。
つまり利回りは重要な指標ですが、表面的な数字に振り回されないことも大切です。

いずれにせよ「利回りについてまったく知らない」というのは危険といえます。

出口戦略を考えておく

土地活用を含む不動産投資に大事なのは、不動産を手放すタイミングです。
もちろん老後の収入源にするのは良いのですが、以下のことも考えておく必要があります。

  • 赤字が出たときどうするか
  • 空室が埋まらないときどうするか
  • 物件の価値が上がったときどうするか
  • 大規模な修繕が必要になったときどうするか
  • 周辺地域の過疎化がすすんだときはどうするか

賃貸経営は家賃収入の他にも、売却時の収入も収益に含まれています。
トータルで成功させたい場合は、経営前に上記のような想定をしておいてください。

売却する場合でも、そのまま売却するか更地にして売却するか選択肢は1つではありません。
また保有し続ける場合でも、相続するか生前贈与するかなど前もって決めておきましょう。

アパート・マンション経営の資格についてよくある質問

アパート・マンション経営の資格についてよくある質問の画像

賃貸経営の資格に関する、よくある質問について解説していきます。
さらに知識付けしたい方は、こちらを参考にしてみてください。

効率良く資格取得するにはどうしたら良いの?

スムーズに資格取得するには、きちんと勉強時間の計画を立てることが大切です。
一夜漬けに近いような無謀な計画で試験を受けることは、避けないといけません。

たとえば100時間かけて勉強する場合には、以下のようなパターンがあります。

平日の勉強時間 土日の勉強時間 「100時間」までの期間
30分 1時間 約23週間(約5カ月間)
2時間 約16週間(約4カ月間)
3時間 約12週間(約3カ月間)
1時間 1時間 約15週間(約4カ月間)
2時間 約12週間(約3カ月間)
3時間 約10週間(約2カ月間)
2時間 1時間 約9週間(約2カ月間)
2時間 約8週間(約2カ月間)
3時間 約7週間(約2カ月間)

仮に300時間の勉強が必要な資格であれば、単純に達成までの期間は3倍になります。

土地活用を始める方は本業がある方も多く、勉強時間が取れないほど忙しいでしょう。
そのため時間を有効に使えるかどうかが、スムーズに資格取得できるかどうかのカギです。

賃貸経営にはどんな知識があれば良いの?

オーナーとして特に知っておきたい法律は「民法」と「借地借家法」。
基本的に法律はオーナーに不利であるため、あらかじめ知っておくことが大切です。

資格の中では賃貸不動産経営管理士が、民法と借地借家法の実務的知識を学べます。

参考として、賃貸不動産経営管理士の資格試験の詳細な内容を確認してみましょう。

イ 管理受託契約に関する事項 管理受託契約の締結前の書面の交付、管理受託契約の締結時の書面の交付、管理受託契約における受任者の権利・義務、賃貸住宅標準管理委託契約書 等
ロ 管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項 建築物の構造及び概要、建築設備の概要、賃貸住宅の維持保全に関する管理実務及び知識、原状回復 等
ハ 家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項 家賃、敷金、共益費その他の金銭の意義、分別管理 等
ニ 賃貸住宅の賃貸借に関する事項 賃貸借契約の成立、契約期間と更新、賃貸借契約の終了、保証、賃貸住宅標準契約書、サブリース住宅標準契約書 等
ホ 法に関する事項 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律、サブリース事業に係る適正な業務のためのガイドライン、特定賃貸借標準契約書 等
へ イからホまでに掲げるもののほか、管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項 賃貸不動産の管理業務を行うに当たり関連する法令、賃貸不動産管理の意義と社会的情勢、賃貸不動産経営管理士のあり方、入居者の募集、賃貸業への支援業務 等

出典:賃貸不動産経営管理士協議会「令和3年度 賃貸不動産経営管理士試験実施要領(国土交通大臣登録試験)」

このように賃貸不動産経営管理士は、賃貸経営において必要な知識を網羅的に学べます。
資格を取得できれば、オーナーとして箔がついて信用力は高まるはずです。

現在は「資格勉強する時間的な余裕がない」という方もいるかもしれません。
当てはまる方は、民法や借地借家法の初心者向けのテキストだけでも読むと良いでしょう。

なお賃貸不動産経営管理士の勉強では、会計の知識は学べないため注意してください。

賃貸経営を有利にすすめる条件はあるの?

賃貸経営を有利にすすめる条件の例としては、以下のようなものがあります。

  • もともと土地を持っている
  • 自己資金が多い
  • 本業が安定している

まずは相続などで土地を持っていれば、土地の購入費用の支出はありません。
相対的にローンの金銭的負担も少なくて済むため、土地を持っていたほうが有利です。

初期費用の2~3割の自己資金がある場合も、ローンの金銭的負担を減らせます。
逆に自己資金がゼロ=フルローンで賃貸経営をするのは、リスクが高いといえるでしょう。

また本業が大手企業・上場企業であれば、金融機関は安心して融資しやすいです。
引退している方よりは、現役世代で本業の安定収入がある方のほうが有利といえます。

アパート・マンション経営に関する資格はカンタンなものから取得しよう

アパート・マンション経営に関する資格はカンタンなものから取得することを説明した画像

賃貸経営に関する資格について、解説してきたことをおさらいしてみましょう。

記事のまとめ

  • アパートやマンションの経営に資格取得は原則必要ない
  • 資格勉強する上で経営に有利な知識を得られる
  • 実際に資格を取得すれば信用力が高まり悪徳業者に騙されるリスクが減る
  • 資格取得のために必要な勉強時間は資格によって100時間~500時間
  • 賃貸経営に関わる資格の合格率は8%~80%と資格によって大きく異なる
  • 賃貸不動産経営管理士の勉強は賃貸経営について網羅的に学べる
  • 資格取得せずに不動産投資を成功させるには比較サイトの利用が必須
  • 賃貸経営の計画中に利回りや出口戦略を考えておくことが大事

賃貸経営を始める方は、何か資格を取得しておくことがおすすめです。
オーナーに必要な知識が増える上に、客観的に評価されて信頼されやすくなります。

また法律や会計の知識を得ることで、悪徳業者に騙されるようなリスクは減るはずです。
土地活用一括資料請求を利用すれば、より優良な不動産会社と出会いやすくなります。

まずは100時間程度の勉強時間で取得できる資格を狙うと良いでしょう。
どれにするか迷った場合は、賃貸不動産経営管理士か簿記検定3級をおすすめします。

本業が忙しい方は、どうやって資格取得の勉強時間を作るかが最初の壁です。
スキマ時間を有効活用して、スムーズに取得できるようにしてみてください。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる